ひな祭りにちらし寿司を食べる由来

ひな祭り(桃の節句)にちらし寿司を食べる習わしは、江戸時代ごろから広まったといわれています。もともと節句のお祝い料理として「五目ずし」や「散らし寿司」が食べられており、それがひな祭りの食卓に定着していきました。

明確なひとつの起源があるわけではなく、季節の行事と食が自然に結びついていったものと考えられています。

ひな祭り

具材それぞれに込められた意味

ちらし寿司の具材には、縁起をかついだ意味が込められています。えびは「腰が曲がるまで長生きできるように」という長寿の願いから。

蓮根は穴が空いた形から「先の見通しがきく」将来への希望を表します。菜の花は春の訪れを、錦糸卵の黄色は華やかさを食卓に添えます。お祝いの席にふさわしい、縁起のよい一品です。

ちらし寿司を食べるダリアさん

YouTubeチャンネル「スキマにイストリヤ」のダリアさんにちらし寿司を食べて頂きました。

お手入れと、次の春へ

使い終わったすし桶は、洗剤を使わずぬるま湯で洗い、よく乾かしてから風通しのよい場所に保管します。木の器は正しく扱えば何十年も使い続けることができます。来年の春も、またその次の春も、同じすし桶でちらし寿司をつくる。そんな時間の積み重ねが、木の器の醍醐味かもしれません。

すし桶を乾かす